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          水戸“天狗納豆”の始祖は、初代笹沼清左衛門で、安政元年(1854)水戸郊外の吉田村米沢郷(現水戸市米沢町)で生まれました。彼が、古文書に「江戸で好んで食べるものに絲引き納豆と言うものあり」と記してあるのに注目したことから始まりました。  
             
            明治17年(1884)納豆の商品化を思い立ち東北仙台地方で製造技術を学び、そして技術者阿部寅吉を伴い水戸へ帰りました。その後、幾度も失敗を繰り返しながらも様々の研究を重ね、ついに独自の製法で絲引き納豆を商品化することに成功しました。  
             
            明治22年(1889)水戸線開通の年、水戸市柵町(現在地)で創業しました。天狗のような立派な商品、そして、水戸の地に由緒深い天狗党の名に因み“天狗納豆”の商標で売り出しました。   
             
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            ▲水戸天狗納豆の創始者 
            初代 笹沼清左衛門 |