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知られざる納豆パワーをご覧下さい。もっと、納豆が好きになるかもよ!?
納豆ってなぁに!?
納豆は「畑の肉」ともよばれる大豆を納豆菌で発酵させた伝統食品です。納豆は原料として納豆菌しか使っていませんから、安全でとても栄養に富んだからだによい食品といえます。
納豆はどんなふうに体にいいの!?
納豆は大豆をまるごと利用しますから、大豆のよさをすべて受け継いでいます。そして納豆菌のはたらきにより、さらにすばらしい食品になっているのです。では大豆が納豆になるとどのようなよさが生まれるのでしょうか。
1
大豆のたんぱく質などが身体に吸収されやすい形になります。
2
食物繊維はそのまま残っています。
3
納豆菌はとてもたくさんの消化酵素を作り出しますので、納豆といっしょに食べたものの消化も助けます。
4
納豆菌はいろいろなビタミン(B1、B2、Kなど)も作り出します。
5
納豆には血栓を予防するはたらきのある「ナットウキナーゼ」が含まれています。
納豆はどうして「10℃以下で保存」なの!?
納豆は生き物です。発酵が終わっても納豆菌や酵素は生きています。納豆は低温でも少しずつ熟成が進み、納豆の味、粘りがなめらかになり、よりおいしくなります。ところが、暖かいところに置いたままにすると、納豆菌や酵素の活動が盛んになり、どんどん風味が変わってしまいます。ですから、納豆は10℃以下の低温で保存する必要があるのです。10℃以下で保存すれば表示されている賞味期限までは充分おいしく食べられます。普通10℃以下で保存した場合、賞味期間は1週間前後です。
納豆は現代人のヘルシー食品
大豆は「畑の牛肉」と呼ばれるほど、高タンパク質の食品です。特に納豆菌には体に良い酵素が多く含まれています。日本の糸引き納豆には特有のユニークな血栓溶解酵素(ナットウキーゼ)が含まれており、この酵素を多く含む納豆を食べると血液中の血栓溶解作用が高まり、狭心症や脳梗塞、老人性痴呆症など多くの血栓性疾患の治療・予防が期待されております。その他高血圧やガンを防ぐ作用もあり、納豆は私たち現代人にとって理想的な食品です。
納豆の栄養成分
(100g中)
水分(g)
59.5
タンパク質(g)
16.5
脂質(g)
10.0
糖質(g)
9.8
繊維(g)
2.3
灰分(g)
1.9
カルシウム(mg%)
90
リン(mg%)
190
鉄(mg%)
3.3
ナトリウム(mg%)
2
カリウム(mg%)
660
ビタミンA(IU)
0
ビタミンB1(mg)
0.07
ビタミンB2(mg)
0.56
ナイアシン(mg)
1.1
ビタミンC
0
カロリー200Kcal
納豆を好んで食べる人は長生きでボケにくい!
食文化史研究家の永山久夫さんが納豆に興味を持ったきっかけは、長寿村での5年間にわたる食生活調査の結果で、村の人々が長生きをしているだけでなく、記憶力がよく、いつまでもボケない、昔のことをよく覚えていて、現在の生活にも自信を持っている。これは、納豆好きの人に共通しているということです。
活気のある社会で納豆の消費が伸びる!
現在のように一般庶民の食卓に納豆が普及したのは江戸時代以降のことです。江戸に納豆屋が開業すると町人の間に納豆があっという間に広まりました。それは、江戸時代の後期、町人文化が華開き活気ある時代でもありました。今、関西地方での納豆の消費の伸び率は関東地方の数倍と驚異的な伸びを示しています。もともと関西は納豆をあまり食べない地方だったため、伸びが目立つということもありますが、最近は関西でもスーパーや食品店でも納豆が陳列され納豆がポピュラーな食品になってきました。関西新空港やその他の大きなプロジェクトを抱え、発展力の高い関西地方での納豆の消費量の伸びに大いに注目をしております。
納豆菌のはたらき
納豆菌を煮た大豆につけて、約40℃で一晩発酵させると、1個の菌が100万個ぐらいに増え、納豆1gあたり10億個にもなります。発酵の途中で納豆菌がねばねばをつくったり、大豆の栄養分を吸収されやすい形にしたり、いろいろな酵素を作り出したりしておいしい納豆ができあがります。
1
大豆の栄養が吸収されやすくなります。
2
食物繊維はそのまま残っています。
3
納豆菌はたくさんの消化酵素を作り出します。
4
納豆菌はいろいろなビタミンも作り出します。
5
血栓を予防するはたらきのある「ナットウキナーゼ」が含まれています。
活気のある社会で納豆の消費が伸びる!
納豆菌の電子顕微鏡写真
10000倍
3700倍